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【感想】姫野桂『発達障害グレーゾーン』

発達障害がここ最近メディアに注目され、ブームのようになっています。

姫野桂さんの書籍発達障害グレーゾーン」では、発達障害と診断されなかった人たちの苦悩が取り上げられています。病名は違えど精神疾患うつ病)を持った身として興味深い一冊でした。

その中で、特に印象に残った箇所をピックアップします。

 

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独りよがりのカミングアウトは意味がない

打ち明けて「じゃあ、会社にどうしてもらいたいの?」ということです。(中略)「この仕事ならばできます」「この仕事ならば得意なのでこれだけはやらせてください」と、頑張りを見せる必要があります。(P68)

 

カミングアウトは配慮してもらうためのもの。なので、何をどう助けてほしいのかを具体的に示す必要があります。

 

冷静になって考えてみれば上のことに気づくのですが、つい感情的になって「わかってよ!」と言ってしまいます。「わかってよ」で分かるはずがないのに…。

 

「相手の立場になって、1歩先を想定すること」とありました。「1歩先」とは、具体的な手助けの方法や自分の貢献できることを伝えること。

 

もし自分が経営が逼迫した会社の社長だとして、成績も悪く、クレームもくるような社員から「原因は発達障害です。わかってください」と言われたらどう思うか? 

この事例はなかなか胸に刺さります。理解を求められる側になって考えてみることの大切が分かります。

 

仕事と恋愛には全く自信がない

仕事と恋愛に関してはまったく自信がありません。女性とも交際したことがないです。恋愛をしたいなという気持ちはありつつも、発達障害で、なおかつ給料もあまりよくない。ほかにそれを覆すような長所もないので、もしお付き合いできることになっても『俺なんかでいいの?』と相手の女性に申し訳なくなってしまいます。(P116)

 

( ^ω^)・・・わかりみが深い

 

どこの俺だよ、と思いました。

 

要領は悪いし、この年になって1度も彼女ができたことがありません。

こういうと「嘘つくな」と言われるのですが、ほんっっとに1回付き合ったことがないのです…

恋愛したい気持ちはずっとあります。ただ

の人間を誰が拾ってくれるのか?と思います。

最近になって頑張って、服装で雰囲気イケメンを作る技術は身につけたのですが…時すでに遅しの感があります。

今後就職しても、障害者雇用で給料は大して望めません。

 

こんな僕でよければDMお待ちしてます…ってこんな受け身の姿勢だからダメなんだよなぁ(´・ω・`)

自分で行動するしかないよね

 

発達障害だから遅刻したっていいの?」

グレーゾーンである以上、診断も障害者手帳もないため、遅刻癖などの特性を「甘えなんじゃないか」と言われたら、納得してもらえる根拠がない(P124)

 

この方は、友人との待ち合わせに遅刻した際「発達障害で遅刻癖がある」と伝えたら「発達障害だからって遅刻していいの?」と言われ疎遠になってしまったそう。

 

まあ遅刻していいはずはないですよね。こればかりは甘えと言われても仕方ありません。

 

自分も病気になってから遅刻、単純ミス、忘れ物が増えたように感じています。かと言って「自分もグレーゾーンかも」と言えるかどうかは難しいところです。

遅刻対策としては、普段就労移行支援に通う時は、乗り遅れても間に合うように、家を出る時間を1本早い電車に合わせています。

つい「10分あれば支度できるやろ」と余裕ぶっこいて、直前になって「あれしてなかった!」「これ忘れてた!」で駅まで全力疾走するハメになったり間に合わなかったりするんですよね…こうなると分かっててもついやってしまう。

たまに乗り遅れることはありますが、遅刻はなくなりました。

 

友達ならまだしも、仕事となると、障害特性といっても遅刻癖の理解を求めるのはまずムリでょう。何か出来る対策を考えるしかないのではと思います。

 

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僕が新卒で入った会社の同期に、今思えば発達障害、もしくはグレーゾーンじゃないか?という人がいました。

 

何がそう思わせたかというと

  • 指示を守らなくていつも怒られている
  • 簡単な計算ができない
  • 業務の意図を理解できない
  • 上司がクビをチラつかせても危機感がまるでない

 

ざっと挙げるとこんなところです。

僕も仕事は出来ない自覚はありますが、「自分よりもっとポンコツがいる」と安心したのを覚えています。

 

同期があまりにも仕事ができなすぎて、上司や先輩社員が本当に手を焼いていました。愚痴も聞かされました。

こんな調子なので半年経っても試用期間のままで、結局そのまま自主?退職したようです。(僕が先に辞めました)

 

発達障害の1つに、読み書きや計算が出来ない学習障害(LD)があるということを知り、そこで「もしかしてあいつがそうだったのでは」と思うようになりました。

書籍に取り上げられた方々の事例にも当てはまるところがありました。

 

ちなみに同期とは退職後音信不通になり、今どこで何をしてるのかは全く分かりません。

もし生きづらさを感じているなら、発達障害やそのグレーゾーンがあることを知るだけでも何かヒントになるのではと思います。