メンタルズノンノン 

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【書評】ほっしー『うつを治す努力をしてきたので、効果と難易度でマッピングしてみた』【うつマッピング】

うつ持ちのよっこいです。

今回は書籍レビューをします。

hr-diary.com

 

今、メンタルヘルス界隈で話題の本『うつを治す努力をしてきたので、効果と難易度でマッピングしてみた』(うつマッピングです。

 

本当によくできています。名著です。

 

いったいどんな本なのか、説明していきます。

 

「#うつマッピング」とは?

 

うつ病は、

  • 寝ているだけ
  • 薬を飲むだけ

 

では治りません。

 

散歩する、趣味を楽しむなど、少しずつでも行動することが必要です。

著者のほっしーさんがうつ病を治すために実際に行ってきたものを、効果と難易度でマッピングして紹介したものが「うつマッピング」です。

 このツイートが24000リツイートされ、出版に至りました。すごいですねぇ…

 

うつ持ちの人が読みやすいよう、工夫がされている

 

メンタルを患うと、文字が読みづらくなります。

アリの行列か金魚のフンにしか見えなくなり、内容も全く頭に入りません。

 

なので、視覚的に見やすいよう

  • 句読点が多め
  • 一文が短い
  • 段落ごとに行間を空ける
  • 太字、大文字での強調

 

などの工夫がされています。うつ当事者ならではの視点だと言えます。(当ブログもこれらの点を意識しています)

読みたいところだけつまみ読みができ、気軽にサクサク読むことができます

 

文献の明示で信憑性が高い

 

引用箇所が多いです。そして引用文とはっきり分かるよう、字体を変えて波線で区別しています。

 

うつ持ちの人の体験談やエッセイとなると、患者の主観が強くなりがちです。うつの改善に効果的なことには個人差があるので、参考程度にしかなりません。

 

ですが、本書は体験談といっても論文や専門書などの文献やデータをもとに書かれており、”医師が「ん?」と思うものは皆無といっていいくらい”*1だそう。

 

「急性期」「回復期」の説明がない…?

 

本書には「回復期」という言葉が何度か出てきます。ただ、「回復期」という用語についての説明がない点が気になりました。(見落としてたらごめんなさい)

 

これについては、ほっしーさんのブログ「メンタルハック」に説明があります。

hr-diary.com

 

めっちゃ簡単に言うと…

  • 急性期 → 寝たきり
  • 回復期 → 少し余裕ができる

 

こんな感じ。


ほっしーさんのブログは回復期の人向けと、どこかの記事に書かれていました(ような記憶があります。記述がなければごめんなさい)
それもあってか、当事者は知っているものとして、説明は省いているのかもしれません。

 

うつ病じゃない人(例えば、家族など)も、この本を手に取ることはあるでしょう。なので、1、2ページ程度は病状の経過の説明があったほうがよかったと思いました。

 

とはいえ、うつ病患者はもちろん、

  • 患者の周りの人
  • うつ病人のリアルを知りたい人

 

にもオススメです。

 

 

*1:310ページ、精神科医和田秀樹の解説より